Search this site
Embedded Files
Next-Generation Audio
  • HOME
  • 日本語
    • VCDスピーカーの紹介
    • 音質・音場再現を乱す「遅れた音」
      • LCネットワークは採用できない
      • 音場再現を阻害する前面反射
      • 信号の純度を保つパッシブアッテネーター
      • 信号線は材質よりも長さが重要
    • 従来型との比較
      • AMT方式(Air Motion Transformer)
      • 平面磁界駆動型スピーカー
      • コーン型
    • 花田スピーカー研究所
      • OTOTEN 2023 出展情報
      • OTOTEN 2022 出展情報
  • English
    • Introduction to the VCD Speaker
    • Delayed Sound Degrades Sound Quality and Soundstage
      • LC Networks Should Not Be Used
      • Front Reflections Degrade the Soundstage
    • Comparison with Conventional Designs
      • AMT (Air Motion Transformer)
      • Planar magnetic drive system
    • Hanada Speaker Laboratory
Next-Generation Audio
  • HOME
  • 日本語
    • VCDスピーカーの紹介
    • 音質・音場再現を乱す「遅れた音」
      • LCネットワークは採用できない
      • 音場再現を阻害する前面反射
      • 信号の純度を保つパッシブアッテネーター
      • 信号線は材質よりも長さが重要
    • 従来型との比較
      • AMT方式(Air Motion Transformer)
      • 平面磁界駆動型スピーカー
      • コーン型
    • 花田スピーカー研究所
      • OTOTEN 2023 出展情報
      • OTOTEN 2022 出展情報
  • English
    • Introduction to the VCD Speaker
    • Delayed Sound Degrades Sound Quality and Soundstage
      • LC Networks Should Not Be Used
      • Front Reflections Degrade the Soundstage
    • Comparison with Conventional Designs
      • AMT (Air Motion Transformer)
      • Planar magnetic drive system
    • Hanada Speaker Laboratory
  • More
    • HOME
    • 日本語
      • VCDスピーカーの紹介
      • 音質・音場再現を乱す「遅れた音」
        • LCネットワークは採用できない
        • 音場再現を阻害する前面反射
        • 信号の純度を保つパッシブアッテネーター
        • 信号線は材質よりも長さが重要
      • 従来型との比較
        • AMT方式(Air Motion Transformer)
        • 平面磁界駆動型スピーカー
        • コーン型
      • 花田スピーカー研究所
        • OTOTEN 2023 出展情報
        • OTOTEN 2022 出展情報
    • English
      • Introduction to the VCD Speaker
      • Delayed Sound Degrades Sound Quality and Soundstage
        • LC Networks Should Not Be Used
        • Front Reflections Degrade the Soundstage
      • Comparison with Conventional Designs
        • AMT (Air Motion Transformer)
        • Planar magnetic drive system
      • Hanada Speaker Laboratory

次世代音質の提案
VCDスピーカーの紹介  音質・音場再現を乱す「遅れた音」  従来型との比較  花田スピーカー研究所

VCD (ボイスコイル・ダイアフラム) スピーカー

■VCD (Voice Coil Diaphragm) スピーカーとは
花田スピーカー研究所は、振動板構造が本質的に抱えてきた限界を解決するため、VCD(ボイスコイル・ダイアフラム)スピーカーという全く新しいスピーカー構造の研究・開発を行っています。

VCDスピーカーでは、振動板の高剛性化や材料特性に依存することなく振動の伝搬そのものを抑制できる機械的に極めて合理的な Voice Coil Diaphragm(VCD)構造を提案しています。
従来のスピーカー設計は、主に周波数特性や歪率といった定常状態の指標を重視して発展してきました。しかし実際の聴感は、Impulse Response やエネルギー減衰といった時間的挙動に大きく支配されています。
VCD技術では、不要な分割振動やエネルギーの滞留が根本から抑制され、過渡応答においては理想的な Impulse Response に極めて近い特性を示します。VCDスピーカーは、トランジェント再生において新たな基準を提示する世界初のスピーカー方式です。

本サイトでは、VCDスピーカーの紹介とともに、 Impulse Response・ETC・STEP Response を中心に、VCD技術の研究成果を客観的かつ再現性のある形で公開しています。

■振動を伝えない。だから、音が濁らない。振動を伝えない構造が、音をここまで変えた。
「形状を安定して保持しているのに、振動が広がらない」相反する条件を同時に満たす唯一の機械構造が分割振動という構造的限界を根本から解放しました。
その結果、過渡応答は理想 Impulse Response に限りなく近づき、音は、立ち上がり、止まり、そして消えるまで、驚くほど正確になります。

下記グラフは、各方式のトゥイーターについて ETC(Energy Time Curve)特性を同一条件で比較したものです。

【測定条件】 
●音響測定ソフト:REW(Room EQ Wizard)
●解析項目:Impulse Response / ETC
●測定距離:10 cm
●帯域条件:3 kHz ~ 96 kHz(Butterworth HPF 2次 ×2、LPFなし)
●サンプリング周波数:192 kHz
●正規化条件:ピーク正規化
●ETC smoothing:0.01 ms(全方式共通)

ETC は、Impulse Response から算出される指標で、入力された音のエネルギーが時間方向にどのように減衰していくかを示します。
不要なエネルギーが早く収束するほど、音像のにじみが少なく、定位や空間表現が明瞭になります。
音質および音場再現の差は、直接音に対して遅れて到達する成分(遅れた音)の量によって決まります。

ETC では、直接音の後に現れるエネルギー成分が、遅れて到達する音(遅れた音)として観測されます。


■VCD方式:花田スピーカー研究所 VCD-DT63
入力直後にエネルギーが集中して放射され、その後のエネルギー残留が極めて少ないことが明確に確認できます。
・初期ピーク以降の減衰が非常に速い
 ETC −40 dB の到達時間は、最初の crossing が 236 µs、最終的な収束が 378 µs と非常に短く、エネルギーが短時間で消失している
・不要な残留エネルギーが極めて少ない
 初期応答後のエネルギー分布が小さく、時間軸上におけるエネルギーの拡散が抑えられている
・後段のエネルギー滞留が最小限
中期以降の振動成分が極めて低く、反射や再放射に起因する遅延成分がほとんど見られない。
これは、振動板上の分割振動や内部反射が抑制され、エネルギーが時間的に拡散せず、短時間で収束していることを示しています。
音の立ち上がりの正確さ、音像の明瞭さ、空間の透明感に直結する特性です。
VCD方式は、単なる周波数特性の拡張ではなく、時間領域におけるエネルギー制御を重視した設計思想により、音像の明瞭さと自然な空間再現を高い次元で両立しています。 


■AMT方式:Mundorf  AMT21CM2.1-C
AMT方式は高い初期応答を示しますが、ETC 上では周期的なエネルギー残留が確認できます。
・初期ピークは比較的鋭い
・その後、一定周期でエネルギーが残留
・完全収束までにやや時間を要する
これは、蛇腹構造に起因する複数の振動モードおよび内部反射の影響によりエネルギーが時間方向に分散して放出されるためと、AMT特有の背面音がバックチャンバー内で反射し、薄い振動板を再透過して前方に回り込む影響と考えられます。 

■ドーム型:HiVi TN25
ドーム型は比較的素直な減衰挙動を示しますが、中時間帯にエネルギーの尾引きが見られます。
・初期応答は安定している
・200〜800 µs 付近でエネルギー残留が継続
・収束速度は平均的
一般的なドーム型トゥイーターの標準的な時間応答特性と言えます。

■ホーン型:Fostex FT17H
ホーン型トゥイーターは高い初期応答効率を示し、入力直後のエネルギーは明瞭に放射されます。一方、ETC上では初期ピーク後に一定の残留エネルギーが確認されます。
・初期ピークは比較的強い
 ホーンによる音響負荷により、入力直後のエネルギー放射は効率的で明瞭に現れます。
・初期ピーク後にエネルギー残留が見られる
 初期応答後も一定時間エネルギーが持続し、時間的に遅れた成分の存在が確認されます。
・収束速度は平均的
これらの特性は、ホーン内部での音波の反射や伝搬経路、ならびに開口部での回折などにより、時間的に遅れた成分が付加されることに起因すると考えられます。
その結果、ホーン型は高効率で明瞭な初期応答を持ちながら、時間領域の挙動としては標準的な収束特性を示す方式と位置付けられます。  

■フルレンジ型:Fostex FF105WK
フルレンジユニットは入力直後のエネルギー放射は確認できるものの、ETC上ではその後のエネルギー残留が比較的広い時間範囲にわたって持続する傾向が見られます。
・初期ピークは明確に現れるが、立ち上がりはやや緩やか
 初期応答後もエネルギーが時間軸上に分散して持続し、複数の遅延成分が確認されます。
・高域専用設計ではないことが明確
・収束までに時間を要する
 エネルギーが低レベルまで減衰するまでの時間は比較的長く、短時間での収束には至っていません。
これらの特性は、振動板の面積および構造に起因する分割振動や、コーン内部および周辺構造における反射・再放射、さらにキャビティ内での音響的相互作用などにより、エネルギーが時間方向に分散して放出されることに起因すると考えられます。
単一ユニットで全帯域を再生する設計思想上、時間応答より帯域再生を優先した特性が反映されていると言えます。
その結果、フルレンジ型は広帯域再生を単一ユニットで実現できる一方で、時間領域においてはエネルギーの分散と残留が生じやすく、音の立ち上がりの精度や音像の明瞭さ、空間表現の透明性に影響を与える特性を有しています。 

■STEP Response (ステップ応答波形)
次に、STEP応答について、世界的に最も高速かつ優れた特性を示す代表例の一つとされる Mundorf AMT21CM2.1-C の公式データを用い、両グラフの条件を統一した上で比較を行います。 

【初期立ち上がり(立ち上がり速度・時間集中度)】
VCD-DT63 は立ち上がりが極めて鋭く、主ピークが非常に細いため時間方向への拡散がほとんど見られず、エネルギーが瞬間的に集中した応答を示しており、入力信号に対する追従性が非常に高い。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C も立ち上がり自体は速いものの、VCD-DT63と比較するとピークにわずかな幅があり、初期ピーク周辺に構造由来と考えられる広がりが認められることから、時間集中度の点ではVCD-DT63が優位である。

【最初の逆振れ(OSR・制動状態)】
VCD-DT63 は最初の逆振れが明確に現れるものの過度ではなく、その後すぐに振動が抑え込まれており、制動が適正な領域にあることを示している。すなわち初期段階でエネルギーを確実に収束させる設計となっている。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C は逆振れ自体は比較的浅く穏やかな挙動を示すが、その後に小振幅の波打ちがやや長く持続する傾向が見られ、初期応答は穏やかである一方、後段にエネルギーが残存する特性となっている。 

【後段の波打ち・収束性(0.2 ms 以降)】
VCD-DT63 は約360µsで収束(Settling time)に到達し、その後の残留振動も極めて小さく、速やかに背景ノイズレベルに近づくことから、時間方向におけるクリーンさが際立った応答を示している。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C は小振幅の波打ちが 1ms以上にわたり持続し、周期性を伴う残留振動が視認される傾向があり、これはAMT特有の背面音がバックチャンバー内で反射し、薄い振動板を再透過して前方に回り込む影響によるものと考えられる。 

【波形全体の性格の違い(設計思想)】
STEP Response の全体挙動を見ると、VCD-DT63 はエネルギーを極めて短時間で放出し切り、振動が面内に伝搬することなく即座に終息する特性を示しており、その STEP Responseは ETC とも完全に整合していることから、時間領域性能を最優先とした設計思想であることが明確である。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C は初期応答自体は非常に高性能であるものの、構造上エネルギーの往復および保持が避けられず、その結果として STEP Response は ETC に見られる周期的な残留成分と整合する挙動を示しており、高効率・高SPL・広帯域特性を重視した設計思想であると位置付けられる。 

【聴感への示唆(STEP Response から読み取れる範囲)】
STEP Response から読み取れる聴感的傾向として、VCD-DT63 は音の立ち上がりが極めて明瞭で、子音やアタック音がにじみにくく、音像の輪郭がシャープに描かれるとともに、空間表現においても濁りが生じにくい特性を示す。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C は高効率に起因する十分な音量感とエネルギー感を持ち、再生に余裕が感じられるとともに大音量時においても安定した再生能力を発揮するが、後段に小振幅の残留振動が存在するため、微小信号の重なりや減衰過程においてわずかなにじみや余韻の付加として知覚される可能性がある。

【総合評価(STEP Response に限定】
Mundorf AMT21CM2.1-C は市販トゥイーターの中でも最高水準の過渡特性を示しますが、STEP Response では VCD-DT63 は、初期応答の鋭さとその後の収束の速さにおいてそれをさらに上回る優位性を示しています。
これは、VCD構造が時間方向での不要なエネルギー滞留を根本的に抑制していることを示しています。

■Impulse Response(インパルス応答波形)
さらに、 Impulse Response についても、Mundorf AMT21CM2.1-C の公式データを用い、両グラフの条件を統一した上で比較を行います。  

【主ピーク(初期応答・時間集中度)】
VCD-DT63 は、初期応答が極めて細く鋭いピークを示し、エネルギーが t=0 近傍に高度に集中している。また、立ち上がりにおけるなまりもほとんど見られない。
一方、Mundorf AMT21CM2.1-C は高いピークを示すものの、わずかな幅の広がりが確認され、時間集中度の点ではVCD-DT63が優位である。  

【主ピーク直後の挙動(逆振れ・初期制動)】
VCD-DT63 は、明確な逆振れを示しつつも短時間で速やかに収束し初期段階でエネルギーを出し切る。
Mundorf AMT21CM2.1-C は逆振れが比較的穏やかな反面、小振幅の残留がやや長く続き後段でのエネルギー保持が見られる。 

【後段のリンギング/収束性(0.2 ms 以降)】
VCD-DT63 は、0.2~0.3 ms以降で実質的に収束し周期的なリンギングがほとんど見られない。
Mundorf AMT21CM2.1-C は微小ながら規則的な周期成分が 1 ms以上継続し、これはAMT構造に起因する背面音がバックチャンバー内で反射し、薄い振動板を再透過して前方に回り込む影響によるものと考えられる。 

【波形全体から見える設計思想の違い】  
VCD-DT63 は、エネルギーを短時間に集中放射して即座に終息し Impulse Response・ETC・STEP Response の挙動も整合する時間領域最優先の設計。
Mundorf AMT21CM2.1-C は、初期応答は非常に高水準であるが構造上時間方向の残留を完全には避けられず、高効率・高SPL・広帯域を重視した設計思想が表れている。 

【聴感への示唆(Impulse Response から読み取れる範囲)】
VCD-DT63 は、立ち上がりの明瞭さや子音・アタックの分離、音像の輪郭の鋭さ、空間の濁りにくさに優れている。
Mundorf AMT21CM2.1-C は、エネルギー感や量感に加え、高効率による余裕と大音量時の安定性に優れる。 

【総合評価(Impulse Response に限定】
Mundorf AMT21CM2.1-C は、市販トゥイーターの中でも最高水準の性能と Impulse Response を示しますが、時間領域では構造的限界が見え、VCD-DT63 はそれを上回る時間集中度と収束性を示しています。 

Google Sites
Report abuse
Page details
Page updated
Google Sites
Report abuse